ソール・ライターのすべて

All About Saul Leiter (2017)

作品と言葉で紡ぐ、ソール・ライターの人生哲学と美意識


1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、1980年代に自らの制作活動に没頭するため商業写真から退き、世間から姿を消したソール・ライター(1923-2013)。写真界でソール・ライターが再び脚光を浴びるきっかけとなったのが、2006年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集であった。時に、ソール・ライター83歳。再発見は大きなセンセーションとなり、その後、展覧会開催や出版が相次いだ。2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」が公開され、日本でも話題を呼んだ。2017年に、Bunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展が開催され、2018年以降、伊丹市立美術館などに巡回する予定。本作は、タイトル通り、ソール・ライターの代表作を網羅した、彼の人生観、情緒的表現、浮世絵の影響を感じさせる構図、色彩など、その深遠なる魅力の謎に迫る一冊。


著:ソール・ライター
体裁:A5・並製本・312ページ
ISBN:978-4861526169

定価:2,500円(税別)
寄稿:柴田元幸、ソール・ライター財団

印刷・製本:山田写真製版所
プリンティング・ディレクター:熊倉桂三
制作管理:板倉利樹
企画:佐藤正子(コンタクト)
ブックデザイン:おおうちおさむ(ナノナノグラフィックス)
編集:鎌田恵理子(青幻舎)

発行所:株式会社青幻舎
青幻舎HP


 

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