2014

日本の写真史を飾った写真家の「私の1枚」
― フジフイルム・フォトコレクションによる ―
/伊丹展

Fujifilm Photo Collection: My Single Photo

伊丹市立美術館
http://artmuseum-itami.jp
フジフイルムスクエア
http://fujifilmsquare.jp

「フジフイルム・フォトコレクション」は、約150年前の幕末に写真術が日本に渡来してから銀塩写真が最盛期を迎えた20世紀の間に活躍し、高い技術と感性で国内外で高く評価を受けた写真家101名の「この1枚」である代表作品を銀塩プリントで後世に残す目的で創設されました。本展は、富士フイルム株式会社(創業時は富士写真フイルム株式会社)の創立80周年を記念し、「写真文化を守る」ことを基本理念に収集された作品をもとに、多くの写真家によって築き上げられた、日本の写真史と写真界の発展の軌跡を展観するものです。

 

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マルク・リブー写真展
『Alaska』

Marc Riboud Photo Exhibition

http://www.chanel-ginza.com

あらゆる驚きが写真家を待ち伏せしている。
驚きは写真家の目を開かせ、視ることへの情熱を持った者の胸をときめかせる。
(マルク・リブー)

マルク・リブーは、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパらとともに、写真家集団マグナムの一員として世界中を駆け巡り、激動の20世紀をとらえてきたフランスを代表する写真家です。1958年、3年にわたる中東・アジア諸国での取材から戻ったリブーが次に向かったのがアラスカでした。はるか以前にゴールドラッシュの熱狂は終焉し、新たな金脈となる石油が未だ地下深くに眠っていた当時のアラスカは、広大な未開の土地でした。あらゆる醜悪なものを消し去る雪、沈黙が支配する大地。リブーは子どものような驚きを持って、白いキャンバスに描かれる点描のようにアラスカの風景をレンズで切り取っていきました。この度の展覧会では、これまでほとんど発表されることのなかった知られざる名作「Alaska」のシリーズより、厳選した作品を展示いたします。マルク・リブーの確かな眼差しと詩情は、写真の持つ本質的な力を再発見させてくれます。

マルク・リブー Marc Riboud

1923年、フランス・リヨン生まれ。14歳の時、父親にもらったカメラで写真を撮りはじめる。第二次大戦中はレジスタンスのメンバーとして反ナチス抵抗運動に参加。その後、リヨンの国立高等工芸学校にて工学を学び、リヨンの工場でエンジニアとして働く。休暇中、リヨンの演劇祭を撮影したのを機に退職し、フリーランスの写真家となる。1953年、マグナムに参加。1957年、初の中国訪問。以降40年以上にわたり断続的に中国を撮影。1958年、来日。”Women of Japan”(テキスト:Christine Arnothy)を出版する。1975年〜78年、マグナムの会長を務める。1980年、マグナムの寄稿家に転向。1966年、1970年には海外記者クラブ賞受賞。ニューヨーク、パリをはじめ世界中で個展が開催されるほか、多くの写真集が出版されている。

巡回展のご案内

本展覧会は会期終了後、KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバルの公式展覧会として、2015年4月、京都に巡回いたします。詳細はシャネル銀座ウェブサイトおよび、KYOTOGRAPHIE公式サイトにてご案内させていただきます。
http://www.kyotographie.jp/


 

『Alaska 』
Marc Riboud Photo Exhibition

January 16, Friday – February 15, Sunday, 2015
12:00-20:00 Open daily / Free admission
CHANEL NEXUS HALL
www.chanel-ginza.com/

All kinds of surprises lie in ambush of photographers.
Such surprises open the eyes of photographers
and excite the hearts of those with a passion for seeing.
(Marc Riboud)

Marc Riboud is one of the most celebrated photographers and visual chroniclers of the tumultuous age that was the 20th century. He worked alongside other greats such as Henri Cartier-Bresson and Robert Capa for the Magnum agency. After a three-year journey of photographic reporting through a number of countries in the Middle East and Asia, Riboud turned his focus to Alaska in 1958. At that time, Alaska remained a largely unexplored and untamed land – the feverish activity of the gold rush had long ago subsided and the rich deposits of the “new gold” oil, still lay dormant deep below the ground. It was a terrain dominated by snow and silence, which erased all kinds of ugliness. With child-like excitement, Riboud framed the Alaska landscape with his lens, as if sketching on a white canvas. The exhibition presents carefully selected works from Riboud’s “Alaska” series, a largely unknown masterpiece of photography that has hardly ever been shown before. Marc Riboud’s assured gaze and sensibility will allow you to rediscover the essential power of photography.

Marc Riboud

Marc Riboud was born in Lyon, France, in 1923. At the age of 14 he began taking photographs with a camera given to him by his father. During World War II he was a member of the resistance, opposing the Nazi occupation of the country. Later he studied engineering at Eole Centrale de Lyon and worked as an engineer in a factory. After covering the theatrical festival of Lyon as a photographer while on holiday, he quit his job to become a freelance photographer. In 1953 he joined the Magnum agency. In 1957 he visited China for the first time and continued to take photos of China for more than 40 years. He visited Japan in 1958 and “Women of Japan” (author:Christine Arnothy) was his first book. From 1975 to 1978 he served as the president of Magnum and in 1980 he became a contributor. He won the Overseas Press Club award twice, in 1966 and 1970. Numerous exhibitions of his photographs have been held in New York, Paris, and all over the world, and his photographs have been published in many books.

KYOTOGRAPHIE

The exhibition will be held in Kyoto as a part of the KYOTOGRAPHIE international photo festival official exhibition in April 2015. Details will be announced at CHANEL ginza and KYOTOGRAPHIE website.
http://www.kyotographie.jp/

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ロベール・ドアノーの写真
「パリ・アルプス・幸せな時間」

本展『ロベール・ドアノー写真展~パリ・アルプス・幸せな時間~』は、2012年、フランス・グルノーブルのギャップ美術館とドアノーの遺族によって監修された展覧会です。パリを舞台に「ドアノー劇場」ともいうべき世界を作りあげたロベール・ドアノーのもう一つの舞台、それがアルプスです。パリっ子たちのヴァカンスの場として、広告写真の背景として、そして自らの創作の実験場として、アルプスは写真家・ドアノーのエッセンスがいかんなく注ぎ込まれた山でもありました。カラー写真やコンタクト・シートを含む約120点で構成された本展は、ロベール・ドアノーの新たな一面を見せる展覧会として大きな話題を呼びました。

日本巡回展にあたっては、清里フォトアートミュージアム所蔵のドアノーの代表作であるパリをとらえた作品や芸術家たちのポートレイト作品、さらに“家族のヴァカンス”という文脈から、ドアノーの娘たちや動物たちを撮影した写真をもとに、1956年に子供向けの絵本として出版された『1,2,3,4,5  遊びながら数えよう』のヴィンテージプリントを合わせて展示します。

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ロベール・ドアノー写真展
「パリ・アルプス 幸せな時間」

本展『ロベール・ドアノー写真展~パリ・アルプス・幸せな時間~』は、2012年、フランス・グルノーブルのギャップ美術館とドアノーの遺族によって監修された展覧会です。パリを舞台に「ドアノー劇場」ともいうべき世界を作りあげたロベール・ドアノーのもう一つの舞台、それがアルプスです。パリっ子たちのヴァカンスの場として、広告写真の背景として、そして自らの創作の実験場として、アルプスは写真家・ドアノーのエッセンスがいかんなく注ぎ込まれた山でもありました。カラー写真やコンタクト・シートを含む約120点で構成された本展は、ロベール・ドアノーの新たな一面を見せる展覧会として大きな話題を呼びました。

日本巡回展にあたっては、清里フォトアートミュージアム所蔵のドアノーの代表作であるパリをとらえた作品や芸術家たちのポートレイト作品、さらに“家族のヴァカンス”という文脈から、ドアノーの娘たちや動物たちを撮影した写真をもとに、1956年に子供向けの絵本として出版された『1,2,3,4,5  遊びながら数えよう』のヴィンテージプリントを合わせて展示します。

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101年目の植田正治 『軌道回帰』

Shoji Ueda, 101 Years On

1983年、最愛の妻の死とともに、写真に対する意欲をも喪失していた植田正治が「写真する遊び心」を取り戻す一つの契機に『軌道回帰』(1986年私家版刊行)がありました。当時、発売されたばかりのポラロイド社 35mmフィルムに刺激された植田はこのシリーズに新しい方向性を探り、「内省的な風景」を刻み込みました。

植田の代名詞ともいえる砂丘で、戦後一世を風靡した絵物語作家、山川惣治を撮影した幻想的な作品を併せて展示、植田正治101年目のはじまりを記念する展覧会です。

 

After his beloved wife passed away in 1983, Shoji Ueda even lost his interest in photography. Kido kaiki (Return to Orbit, 1986, self-published) was one of the turning points for Ueda in rekindling his sense of playfulness for ‘doing’ photography. Excited by Polaroid 35mm film, which was introduced around the time of his wife’s death, Ueda explored new possibilities through this series of photographs, carving out introspective scenery.

The exhibition celebrates the start of 101st year since Shoji Ueda’s birth and will also include his dreamy portraits of Sohji Yamakawa, a picture-story show artist who was very popular just after the Second World War, shot in Ueda’s trademark setting of the sand dunes.

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