関連情報|Others

井津由美子写真集
『Saul Leiter: In Stillness』

2020年5月11日発売

「この写真集に収録された魅力的な作品の数々は芸術と謎に包まれたある人生の物語を、様々な形で描き出している。」

― マーギット・アーブ(ソール・ライター財団ディレクター)

Saul Lieter: In Stillness』より


キッチンを改装した暗室、2013年

本年、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催され大きな反響を呼びながら、コロナウィルス感染拡大防止のため、会期途中での開催中止を余儀なくされた「永遠のソール・ライター」展。本展で大きな注目を浴びたプロジェクションで、ソール・ライターの残したカラースライドとともに投影された、彼が住んでいたアパートメントの風景や、彼が愛した調度品等の写真を撮影したのが井津由美子です。この度、リブロアルテから刊行されることになった『Saul Leiter: In Stillness』は、井津由美子がソール・ライターのアトリエ兼アパートメントを撮り続けてきたシリーズの集大成となる写真集です。

1980 年代に商業写真から身を引いてから、2006 年にドイツのシュタイデル社が出版した写真集『Early Color』で、「カラー写真のパイオニア」として、一躍「時の人」となるまで、ソール・ライターは富にも名誉にも関心を持つことなく、自分の世界を生き続けた写真家でした。80歳にして世界中の注目を浴びることになってからも、2013 年にこの世を去るまで自分の生活を変えることなく、最も愛する場所であるニューヨーク・イーストヴィレッジのアパートメント兼アトリエで淡々と日常を送りました。

生前からソール・ライターと親交のあった井津由美子が、この場所の撮影をはじめたのは、彼が亡くなった3 週間後のことでした。以降、断続的に2019 年までこのプロジェクトの撮影は続けられます。ソール・ライターへの敬意と、写真家としての冷静な眼差しによって生み出された数々の写真には、通俗的な富や名声より、自分にとって幸せとは何か、を真摯に問い続けたソールの魂に通じる美が映し出されています。本写真集『Saul Leiter: In Stillness』は、ソール・ライターの気配が立ち上るような濃密な空間の中で、「急がない人生」の多くの物語を浮彫にします。

ソールと猫のコンタクトシート、2018年


井津由美子(いづ・ゆみこ)プロフィール

1968年大阪府生まれ。ニューヨーク在住。1998年アメリカ、カリフォルニア州のブルックス大学写真学科を卒業後、ニューヨークで広告写真家としてキャリアをスタート。

2003年より8×10インチと11×14インチの大型カメラでプラチナ・パラディウムプリント技法による〈Secret Garden〉(シークレット・ガーデン)(2011年)シリーズを制作開始。2016年、〈Secret Garden〉と〈Faraway(闇の彼方へ)〉(2014年)を収録した写真集『Resonance』をSerindia Contemporaryより出版。

2017年から2018年にかけて、微細な鳥の巣と羽根の抽象的イメージで成り立つ〈Icarus(イカロス)〉(2017年)シリーズを東京、台北、バンコク、サンタフェ、パリのギャラリーで発表。

2020年1月に東京のBunkamuraザ・ミュージアムで開催された「永遠のソール・ライター」展において上映されたプロジェクションに作品を提供。『Saul Leiter: In Stillness』を東京・京都で発表予定。

ソールの椅子に掛けられたスカーフと帽子、2018年

2007年にニューヨーク州ウッドストックのセンター・フォー・フォトグラフィー奨学金受賞。サミュエル・ドースキー美術館に作品が収蔵されている。


写真集概要

写真集名:『Saul Leiter : In Stillness』
著者名 :
井津由美子
出版社 :
リブロアルテ 

     〒157−0068 東京都世田谷区宇奈根1-33-12 2F
     www.libroarte.jp

テキスト:ポリーヌ・ヴェルマール(マグナム・フォト(ニューヨーク)、
     マーギット・アーブ(ソール・ライター財団)
ブックデザイン:おおうちおさむ(ナノナノグラフィックス)
企画協力:佐藤正子(コンタクト)
判 型 :A4変形 上製本
ページ数:120 ページ
発売日 :2020 年5 月11日


アパートメントの窓辺、2018年

↓

「永遠のソール・ライター」展公式図録&
トートバッグセットの販売開始

@NADiff online

新型コロナウイルス感染拡大によって、全国の美術館・博物館の多くが臨時休館を余儀なくされ、私たちが芸術文化に触れる機会が失われています。弊社企画の「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」も、Bunkamuraザ・ミュージアムでは会期終了前中止となり、美術館「えき」KYOTOでは全面中止となりました。

そんな状況を少しでも好転できるよう、様々なオンライン・ストアーは、新型コロナウィルス感染拡大のため中止や休館を余儀なくされた展覧会の図録やグッズを、最近取り扱ってくださるようになりました。

NADiffのオンライン・ストアーもその一つ。NADiffのオンライン・ストアーでは、「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」の公式図録のみならず、展覧会場で販売されていたオリジナル・トートバッグと、図録とトートバッグのお得なセットをもご購入いただけます。

図録とトートバッグのお得なセットは、オリジナル・トートバッグが300円(税抜)も安くお求めいただけます!

トート・バッグにはイラストレーターRitsuko Hiraiによる、ソール・ライターとその飼い猫のレモンちゃんの可愛いイラストが描かれています。ねこ(カラー:ナチュラル)と、ソール&ねこ(カラー:ブラック)の2種類です。ご購入は、下記ページをご覧ください。

↓

ソール・ライター展の図録 &
グッズのオンライン販売開始!

@OIL by 美術手帖

「#STAYHOME」でもソール・ライターの世界が楽しめます!

新型コロナウイルス感染拡大によって、全国の美術館・博物館の多くが臨時休館を余儀なくされ、私たちが芸術文化に触れる機会が失われています。弊社企画の「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」展も、Bunkamuraザ・ミュージアムでは会期終了前中止となり、美術館「えき」KYOTOでは全面中止となりました。

美術手帖は、そんな状況を少しでも好転できるよう、webサイト「OIL by 美術手帖」で、新型コロナウィルス感染拡大のため中止や休館を余儀なくされた展覧会の図録やグッズが購入できるページを、急遽立ち上げて下さいました!

「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」の図録や展覧会場で販売されていたグッズも、下記ページにてご購入いただけます。

「#Stayhome」しながらぜひ、ソール・ライターの世界をご堪能ください。

 

↓

『an・an』創刊 50 周年記念展
生きて、愛して、歌って。

創刊から ‘70 年代の『an・an』をプレイバック

※トップ画像:『an・an』創刊号表紙(1970年3月3日発売号)©マガジンハウス


【※中止のおしらせ】本展覧会は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になりました。突然の発表となり、楽しみにしていただいていた皆様、大変申し訳ございません


4号のみ実験的に発刊された『平凡パンチ・女性版』を原型とし、 1970 年 3 月にフランスの女性ファッション雑誌『ELLE』と提携、まったく新しい形のファッション誌『an・an ELLE JAPON』として誕生した『an・an』。
型紙のついた実用服飾誌がファッション雑誌 だった当時、 「布をみにまとうことだけがおしゃれではありません。リズムをとること、踊ること、話すこと、どんなものをどんな風に食べるかということ、住むこと、旅すること、みんなファッションです。」(創刊第 7 号巻頭ページより) と、 真のファッション とは何かを高らかに宣言した『an・an』の登場は、まさに、出版界のみならず日本の若者カルチャーにとって黒船の到来、といえるものでした。
表紙には、それまでの雑誌には見られなかったタイプのモデルを多く起用し、当時としては難しかった海外ロケを敢行、様々な分野の若い才能が起用されて創り出 された生き生きとした誌面は、次第に新しい文化の発信源として若者たちに認知されるようになり、その後のクリエイティブな世界に大きな影響を与えました。本展では 50 周年の歴史の中で、特に創刊から約 10 年の草創期に 『anan』で活躍した様々な分野のクリエイターたちに焦点を当て、時代の変遷に寄り添いながら、現在も新しい読者を魅了し続ける『an・an』の魅力をご紹介いたします。


展示内容

1)夜明け前:プロローグ
まったく新しいファッション誌『an・an』誕生までには、 1959 年に創刊された 『週刊平凡』 誌ではじまった ファッション・ページの連載、『an・an』のパイロット版ともいえる『 平凡パンチ女性版 』 など、多くの試みが背景にありました。『an・an』草創期に大きな役割を担った堀内誠一のアートディレクションの下 、後に同誌を舞台に活躍 した 多くのクリエーターたちも、すでに共同作業を開始しています。
本コーナーでは、当時の日本における服飾誌、ファッション誌の状況を紹介しながら、『an・an』創刊までの歩みを紹介します。

『an・an』 No.22 1971 年 2月5日号

2)『an・an 』誕生!
『an・an』初期の全面的なアートディレクションを担当した堀内誠一の手によるタイトル、大橋歩のイラストによるパンダのロゴとともに、1970 年3月4日、『an・an』は産声をあげました。立木義浩撮影 による 写真が表紙を飾った創刊号には、提携誌『ELLE』の編集長やフランス大使の祝辞が寄せられ、グラビアではパリ行きのエール・フランス機内に乗り込むモデルの様子が紹介されるなど、まだまだ一般の日本人にとって遠い地であった海外への憧れを喚起するとともに、澁澤龍彦、三島由紀夫などの文化人の寄稿も掲載された、それまでにはない画期的な雑誌である ことを印象づけました。

3)『an・an』草創期
同じ年に開催された大阪での万国博覧会に象徴される高度経済成長の波にのって、『an・an』は自由に満ちた大胆な想像力に満ちたファッション・ページを展開するとともに、新しい旅の形を提案し、女性たちが外へ目を開くことに大きな影響を与えました。
また、デザイナー、モデル、カメラマン、イラストレーターらの名前を積極的に誌面でフィーチャーし、それまでにはなかったスタイリストといった職業を生み出した『an・an』は、日本において初めてクリエーターたちに市民権を与える場にもなっていきます。本展では、同誌がキャリアの礎となった飯野和好、スズキ・コージらの貴重なイラスト原画を紹介するとともに、『an・an』創刊時から同誌に参加し、日本で初めて スタイリスト という職業を確立した原由美子氏によって精選された同誌草創期のファッション・ページ数十点をプロジェクション で投影し、『an・an』が創り上げた世界観にせまります。

『anan』No.33 1971年7月20日号 Photo : Hiroshi Yoda / Stylist : Jillie Murphy / Hair and Make-up : John Frieda at Leonard / Model : Britt Magnusson and Stan Ribton

『an・an 』よ永遠に!
50 年前の創刊から昭和、平成、令和3つの時代をまたいで、常に時代を映し、 女性たちに新しい生き方 を提示してきた『an・an』。創刊50周年を記念して、『an・an』の現在とこれからを紹介します。


展覧会概要
会 場 :美術館「えき」KYOTO
     〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
     ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
     TEL:075-352-1111(大代表)
     URL: http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2004.html
会 期 :2020年3月7日(土)〜 4月5日(日)
開館時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)
入館料 :中学生以上500円(税込)
     ※「障害者手帳」をご提示のご本人様と同伴1名様は300円(税込)となります
主 催 :美術館「えき」KYOTO、京都新聞
特別協力:株式会社マガジンハウス
協 力 :
堀内事務所
企画協力:コンタクト

『an・an』 No.22 1971 年 2月5日号


※関連イベント中止のお知らせ (2020.02.28 更新)
「an・an創刊50周年記念展 生きて、愛して、歌って。創刊から’70年代の『anan』をプレイバック」の関連イベントとして開催予定の「ナイト★ミュージアム&スペシャルトーク」は、新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、お客さまと従業員の健康・安全性を最優先し、イベントの開催を中止とさせていただきます。

開催中止となる関連イベント
① 3月15日(日)ナイト★ミュージアム&スペシャルトーク
ゲスト:原由美子氏(ファッションディレクター)
② 3月20日(金・祝)ナイト★ミュージアム&スペシャルトーク
ゲスト:立木義浩氏(写真家)

チケットをご購入いただいたお客さまには、払い戻しの対応をさせていただきます。払い戻しについては、ローソンチケット取扱い店舗で行います。対象のチケットをお持ちのうえ、払い戻し期間内にお手続きください。
【払い戻し期間】2020年3月2日(月)午前10時 ~ 3月31日(火)午後11時59分まで

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解を賜りますようお願い申しあげます。

↓

ソール・ライター写真展
ライカギャラリー東京・京都にて同時開催

Exhibition of Works by Saul Leiter at Leica Gallery

※トップ画像:Lanesville, 1958 © Saul Leiter Foundation


「カラー写真のパイオニア」と呼ばれ世界的に名高い写真家、ソール・ライター。ライカギャラリー東京とライカギャラリー京都にて、それぞれ異なるソール・ライターの作品を展示いたします。

ライカギャラリー東京での「Saul Leiter – Lanesville, 1958」展は、生前、数多くのヌード作品を残したソール・ライターによる、カラーで撮影された唯一のヌードシリーズ「Lanesville」を中心に、ファッション・テストの作品を日本初公開で展示。初めてフッション紙『Harper’s BAZAAR』に起用された1958年夏に過ごした、ボストン近郊のレインズビルのコテージで撮影された一連のヌード写真には、畑違いであったファッション写真を習得しようという意図も垣間見える興味深い作品群です。

そしてライカギャラリー京都での「Saul Leiter – Nude」展では、モノクロームで撮影された珠玉のヌード作品とともに、1970年代にソール・ライター自身が自らの写真にガッシュなどで描画を施したミックスドメディアの作品を展示。ほとんどの作品が1950年代にライターのアパートで撮影され、親しい女性たちを美しい光と影で捉えた作品には、彼がこよなく愛したピエール・ボナールやエドガー・ドガなどの印象派の画家たちの影響も見ることができます。


作家プロフィール

1923 年、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。父親はユダヤ教の聖職者ラビ。1946 年、画家を志し、神学校を中退してニューヨークへ移住。1958 年、ヘンリー・ウルフがアートディレクターに就任した『Harper’s BAZAAR』誌でカカメラマンとして仕事を始める。その後、80 年代にかけて『Harper’s BAZAAR』をはじめ多くの雑誌でファッション写真を撮影。 1981 年、ニューヨーク5番街にあった商業写真用の自分のスタジオを閉鎖。1993 年、カラー写真制作のためイルフォードから資金提供を受ける。2006 年、ドイツの出版社シュタイデルが初の写真集『Early Color』出版。2008 年、パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団でヨーロッパ初の大規模回顧展開催。2012 年、トーマス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた 13 のこと(原題:In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter)」製作。2013 年 11 月 26 日、ニューヨークにて死去。享年89歳。2015年、ソール・ライターの作品を管理する目的でソール・ライター財団創設。

Jay, c. 1957 © Saul Leiter Foundation


展覧会情報

(1)「Saul Leiter – Lanesville, 1958」
会 場 :ライカギャラリー東京(ライカ銀座店 2F)
     東京都中央区銀座6-4-1
URL  :ライカギャラリー東京
会 期 :2019年12月6日(金)- 2020年3月1日(日)
開館時間:11:00~19:00
入場料 :無料
休館日 :毎週月曜日

(2)「Saul Leiter – Nude」
会 場 :
ライカギャラリー京都(ライカ京都店 2F)

     京都府東山区祇園町南側570-120
URL  : ライカギャラリー京都
会 期 :2019年12月7日(木)- 2020年3月5日(木)
開館時間:11:00~19:00
入場料 :無料
休館日 :毎週月曜日


 

↓

ニューヨークが生んだ伝説の写真家
永遠のソール・ライター

Saul Leiter Forever - A Retrospective

※トップ画像:ソール・ライター《薄紅色の傘》1950年代、発色現像方式印画 ©️Saul Leiter Foundation
※Main Image:Saul Leiter, Purple Umbrella, 1950s, chromogenic print ©️Saul Leiter Foundation


2017年、Bunkamuraザ・ミュージアムで日本発の回顧展を開催し、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。

1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、1980年代に商業写真から退き、表舞台から姿を消したソール・ライターが一気に忘却の世界から引きずり出されるきっかけは、2006年ドイツの出版社シュタイデル社から刊行された写真集『Early Color』。当時すでに83歳になっていた彼の作品は、世界の写真界に衝撃を与え、これを皮切りに世界各地で展覧会の開催や作品集の出版が行われ、さらにはドキュメンタリー映画が公開。初めてソール・ライターを知る人々にもこの写真家の素晴らしさが理解される機会となりました。

天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれたソール・ライター。約8万点のカラー写真をはじめ、作品の大半を整理することなく世を去った写真の「発掘作業」は、ソール・ライター財団により現在進行形で続けられています。本展では、前回の展覧会では発掘しきれなかった膨大なアーカイブの中から、世界初公開となる作品を含む多くの未公開作品と豊富な作品資料を通して、ソール・ライターのさらに知られざる一面を紐解き、その魅力に迫ります。

It was in 2017 that the first retrospective of Saul Leiter’s works was held at Bunkamura THE MUSEUM. It became a big hit and now Saul Leiter is back: From January 2020 a second retrospective of his works will be held at Bunkamura THE MUSEUM including not only works that previously haven’t been shown in Japan, but also works that haven’t been shown anywhere yet.

Saul Leiter was a leading fashion photographer in New York since the 1950’s, until he retired from commercial photography in the 1980’s. It was Early Color, a collection of his work that he published with Steidl Verlag in Germany in 2006 that brought him back to the limelight of the world of photography. He was 83 years old by then. His re-discovery became a big sensation and led to numerous exhibitions and publications. In 2012 the documentary In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter was released, making his name and works known to even more people.

Many regard Saul Leiter as a pioneer in color photography due to his exquisite sense for color. He has left behind over 80.000 uncatalogued color photographs, which The Saul Leiter Foundation is continuously in the process of “excavating” and bringing into order. This exhibition will show a completely new facet of Saul Leiter work by showing new photographs from this vast archive including previously unpublished and unexhibited works.

左 :ソール・ライター《落書きの顔》1950年、発色現像方式印画 ©️Saul Leiter Foundation
left:Saul Leiter, Graffiti Heads, 1950, chromogenic print, ©️Saul Leiter Foundation
中央:ソール・ライター《無題》撮影年負不詳 ©️Saul Leiter Foundation
middle:Saul Leiter, Untitled, date unknown ©️Saul Leiter Foundation

右 :ソール・ライター《窓》1957年、発色現像方式印画 ©️Saul Leiter Foundation
right:Saul Leiter, Window, 1957, chromogenic print ©️Saul Leiter Foundation


作家プロフェィール
Artist Profile

ソール・ライターは、1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、58歳になった年、自らのスタジオを閉鎖し、世間から姿を消した。写真界でソール・ライターが再び脚光をあびるきっかけとなったのが、2006年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集でした。この新たな発見は大きなセンセーションとなり、その後、展覧会開催や出版が相次ぎました。2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」(日本公開は2015年)が公開され、その名前と作品は多くの人に知れわたるようになりました。

Saul Leiter (1923-2013) was a leading fashion photographer in New York since the 1950’s, until at the age of 58 he closed his studio and disappeared from the world. It was a collection of his work that he published with Steidl Verlag in Germany in 2006 that brought him back to the limelight of the world of photography. His re-discovery became a big sensation and led to numerous exhibitions and publications. In 2012 a documentary film titled In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter was released (first screened in Japan in 2015), making his name and works known to even more people.


展覧会情報
Details

会 場 :Bunkamuraザ・ミュージアム
     〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
     TEL: 03-5777-8600
     E-MAIL: saulleiter2@nanjo.com
     URL: https://www.bunkamura.co.jp/
会 期 :2020年01月09日(木)~03月08日(日)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
     毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
休館日 :未定
入場料 :一般1,500円(1,300円)、大学・高校生1,000(800円)
     中学生700円(500円)
     ※()内は前売・団体20名様以上
     ※学生券をお求めの場合は、学生証の提示をお願いします。
     ※障碍者手帳のご提示で割引料金あり。
主 催 :Bunkamura, 読売新聞社
協 力 :ソール・ライター財団、NTT東日本
企画協力:コンタクト

★200円お得な【前売券】10/12(土)より発売!★
前売券オンライン販売サイトは→こちら←をクリック!

Venue: Bunkamura THE MUSEUM
2-24-1 Dogenzaka, Shibuya, Tokyo 150-0043       
TEL: 03-5777-8600
E-MAIL: saulleiter2@nanjo.com
URL: https://www.bunkamura.co.jp/
Period: January 9, 2020 – March 8, 2020 (Sat.)
Opening Hours: 10:00 – 18:00 (last admission 17:30)
※opened until 21:00 on Fridays and Saturdays  (last admission 20:30)
Admissions: Adult 1,500 Yen (1,300 Yen), University and High school students 1,000 Yen (800 Yen), Junior High School students and younger 700 Yen (500 Yen)
*Prices in brackets are for pre-sale and groups of 20 and more
*Student fare tickets are only valid when presented along with approved ID
*Discount available for owners of a Physical Disability Certificate (shogaisha techo)
Organization: Bunkamura, The Yomiuri Shimbun
Support: The Saul Leiter Foundation, NTT East
Planning: Contact Co., Ltd.

★pre-sale tickets will be available from October 12, 2020
Click →here← for these reduced tickets!


 

↓

Thank You for the Photography &
平間至写真館大博覧会@SUNDAY

Café Art Restaurant SUNDAYにて同時開催!

※トップ画像:©Hirama Itaru


タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンなど、“音楽が聞こえてくるような”躍動感あふれるポートレイト″によって、新しいスタイルを打ち出した写真家・平間至。宮城県塩竈市に祖父が開業した平間写真館の一人息子として生まれた平間にとっての原点といえる存在、それが“写真館”です。

生まれたときから、写真が日常の中にあり、当たり前のように写真家の道を歩みはじめたとき、平間にとっての写真館は反抗し乗り越えるべき対象になっていました。

 

『Motor Drive』は写真館の写真への反抗、
そして平間写真館TOKYOは再生であり自立だった

―平間至

写真館とは距離を置きながら、自らの活動を続ける中、大きな転機が訪れます。2011年の東日本大震災でした。故郷・塩竈でも多くの命が失われた時、“生き生きとした魂を残す場所”として写真館の開業を決意。2015年、平間写真館TOKYOをオープンします。

この度は、平間写真館TOKYOに隣接するArt Café Restaurant・SUNDAYで「Thank You for the Photography」と「平間至写真館大博覧会@SUNDAY」の2つの展覧会を同時開催。写真館をテーマに写真家・平間至の原点に迫ります。


『Thank You for the Photography』

 

「Thank You for the Photography」展では、祖父の代に開業した塩竈の平間写真館に保存されていた平間家のアルバムからセレクトした写真と、平間が心象風景を写真に焼き付けた<光景>シリーズからの数点を再構成することで、平間至の写真を読み解くとともに、記憶の集積所である写真館、家族について問いかける展覧会です。

©Hirama Itaru

初代平間写真館(平間写真場)、1960年頃


『平間至写真館大博覧会@SUNDAY』

 

「平間至写真館大博覧会@SUNDAY」は、平間写真館TOKYOで撮影されたポートレイトを中心に、モノクロ、カラー作品を一堂に展示。本年1月に東京・新宿のNIKON THE GALLERY(4月に大阪ニコンサロンへ巡回)で開催された同名展終了後に撮影された新作も多数追加して展示します。写真にしかなしえない“伝えていくこと、残していくこと”について、改めて思いを馳せ、見た人に“大切な人と記念写真を残しておきたい”と思い起こさてくれる写真展です。

©Hirama Itaru

©Hirama Itaru


展覧会情報

会 場 :Café Art Restaurant SUNDAY(平間写真館TOKYO隣)
     〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
     TEL: 03-6413-8055

①「Thank You for the Photography」展
会 期 :2019年07月04日(土)~07月31日(日)

②「平間至写真館大博覧会@SUNDAY」展
会 期 :2018年07月04日(土)~08月21日(日)

開館時間:11:30~23:00/18:00~23:00
定休日 :無休
観覧料 :無料
問合せ先:平間写真館TOKYO
     TEL: 03-5413-8400
     URL: http://hirama-shashinkan.jp
主 催 :平間写真館TOKYO
共 催 :Café Art Restaurant SUNDAY
企画協力:
コンタクト

※カフェスペースでの展示の為、
混雑時は、ご覧いただけない場合があります。ご了承下さい。


平間至プロフィール

宮城県塩竈市生まれ。写真から音楽が聞こえてくるような躍動感のある人物撮影で、今までにないスタイルを打ち出し、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンのポスターをはじめ、多くのミュージシャンの撮影を手掛ける。2006年よりゼラチンシルバーセッションに参加、2008年より「塩竈フォトフェスティバル」を企画・プロデュース。2015年1月、三宿に平間写真館TOKYOをオープンする。


©Hirama Itaru

↓