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展示紹介動画公開中!
井津由美子写真展
“Saul Leiter: In Stillness”

故ソール・ライターのアトリエ写真集の発売出版記念展

※トップ画像|Top Photograph: ©️Izu Yumiko





ニューヨーク発ファッションブランド「マーク ジェイコブス」が手掛けるブックストア『BOOKMARC
(ブックマーク)』にて、写真家・井津由美子氏が撮影した故ソール・ライターのアトリエの写真集Saul Leiter: In Stillness」の出版を記念して写真展を開催します。

1980年代に商業写真から身を引いて以後、表舞台に姿を現すことなく淡々と絵を描き、写真を撮り、自分の世界の中で生きていたソール・ライターを、日の当たる世界へ引き出すことになったのは、 年にドイツのシュタイデル社が出版した写真集『Early Color』でした。この写真集によって、当時80歳を過ぎていたソール・ライターは、「カラー写真のパイオニア」として、一躍「時の人」となりますが、 2013年にこの世を去るまで自分の生活を変えることなく、最も愛する場所であるニューヨーク・イーストヴィレッジのアパートメント兼アトリエで淡々と日常を送りました。
生前からソール・ライターと親交のあった井津由美子が、この場所の撮影をはじめたのは、彼が亡くなった週間後のことでした。以降、断続的に3年までこのプロジェクトの撮影は続けられます。ソール・ライターへの敬意と、写真家としての冷静な眼差しによって生み出された数々の写真には、通俗的な富や名声より、自分にとって幸せとは何か、を真摯に問い続けたソールの魂に通じる美が映し出されています。本写真集『Saul Leiter: In Stillness』は、ソール・ライターの気配が立ち上るような濃密な空間の中で、「急がない人生」の多くの物語を浮彫にします。

 

 


井津由美子(いづ・ゆみこ)プロフィール

1968年大阪府生まれ。ニューヨーク在住。1998年アメリカ、カリフォルニア州のブルックス大学写真学科を卒業後、ニューヨークで広告写真家としてキャリアをスタート。

2003年より8×10インチと11×14インチの大型カメラでプラチナ・パラディウムプリント技法による〈Secret Garden〉(シークレット・ガーデン)(2011年)シリーズを制作開始。2016年、〈Secret Garden〉と〈Faraway(闇の彼方へ)〉(2014年)を収録した写真集『Resonance』をSerindia Contemporaryより出版。

2017年から2018年にかけて、微細な鳥の巣と羽根の抽象的イメージで成り立つ〈Icarus (イカロス)〉(2017年)シリーズを東京、台北、バンコク、サンタフェ、パリのギャラリーで発表。

2020年1月に東京のBunkamuraザ・ミュージアムで開催された「永遠のソール・ライター」展において上映されたプロジェクションに作品を提供。『Saul Leiter: In Stillness』を東京・京都で発表予定。


展覧会概要

会 場 :BOOKMARC(ブックマーク)
     〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-26-14
     TEL:03-4335-1711 (カスタマーセンター)
     URL: https://www.marcjacobs.jp/contents/bookmarc.php
会 期 :2020年6月19日(金)〜 7月5日(日)
開館時間:10:00~19:00
入館料 :無料

注意事項
・新型ウイルスCOVID-19感染症対策により、入店者数制限を行なっております。
・入店時に検温と手消毒とマスクの着用をお願いしております。
・関連商品の準備数には限りがございます。完売の際はご了承ください。
・天災などの不測の事態により、販売を中止する場合がございます。


井津由美子写真集
『Saul Leiter: In Stillness』
BOOKMARC 限定特装版
40セット発売中

判型
300x200mm|120ページ|布貼化粧箱

発行
リブロアルテ

プリントスペック
オリジナルプリント1枚(インクジェットプリント、サイン入り)

販売価格
45,000円(税別)



 

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ソール・ライターのすべて

All About Saul Leiter (2017)

作品と言葉で紡ぐ、ソール・ライターの人生哲学と美意識


1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、1980年代に自らの制作活動に没頭するため商業写真から退き、世間から姿を消したソール・ライター(1923-2013)。写真界でソール・ライターが再び脚光を浴びるきっかけとなったのが、2006年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集であった。時に、ソール・ライター83歳。再発見は大きなセンセーションとなり、その後、展覧会開催や出版が相次いだ。2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」が公開され、日本でも話題を呼んだ。2017年に、Bunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展が開催され、2018年以降、伊丹市立美術館などに巡回する予定。本作は、タイトル通り、ソール・ライターの代表作を網羅した、彼の人生観、情緒的表現、浮世絵の影響を感じさせる構図、色彩など、その深遠なる魅力の謎に迫る一冊。


著:ソール・ライター
体裁:A5・並製本・312ページ
ISBN:978-4861526169

定価:2,500円(税別)
寄稿:柴田元幸、ソール・ライター財団

印刷・製本:山田写真製版所
プリンティング・ディレクター:熊倉桂三
制作管理:板倉利樹
企画:佐藤正子(コンタクト)
ブックデザイン:おおうちおさむ(ナノナノグラフィックス)
編集:鎌田恵理子(青幻舎)

発行所:株式会社青幻舎
青幻舎HP


 

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