写真展「はじめての、牛腸茂雄。」

Shigeo Gocho Exhibition

*トップ画像:<SELF AND OTHERS>より 1976-77年

幼い頃にわずらった病のため身体にハンディキャップがありながらも、すばらしい作品を撮り続け、36歳という若さで病によって亡くなった写真家、牛腸茂雄の写真展「はじめての、牛腸茂雄。」を、渋谷PARCO8F「ほぼ日曜日」で開催します。
今回ははじめて牛腸茂雄を知る方々のために、ギャグ漫画家の和田ラヂヲさんが「案内人」となり、「はじめての人代表」として順路の最初に「映像で」登場。展示を見る前のプロローグを語ってくださいます。
会場では約100点の写真のプリントの美しさを「直接」アクリル板なしでご覧いただけます。


牛腸茂雄プロフィール

写真家。1946年、新潟県加茂市生まれ。3歳で胸椎カリエスを患う。1965年、桑沢デザイン研究所に入学し、デザインと写真を学ぶ。1977年「SELF AND OTHERS」(白亜館)を自費出版。1978年、日本写真協会賞新人賞受賞。1983年、新潟の実家にて逝去。享年36。


展覧会詳細

会 場 :渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1
URL     :https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/5449.html
会 期 :2022年10月7日(金)~11月13日(日)
開館時間:11:00~20:00
入場料 :600円(税込)入場特典:案内人・和田ラヂヲさんのマンガつき小冊子
協 力 :小倉快子、大桃春子、コンタクト、牛膓廣一、新潟市美術館、松沢寿重、三浦和人


<日々>より、1971年

<SELF AND OTHERS>よリ、1976-77年

<幼年の「時間(とき)」>より、1995年

■牛腸茂雄さんの作品、約100点を展示

写真集を制作することを何より大切にしていた牛腸茂雄が残した、貴重な作品群からセレクトしています。「僕の写真は見過ごされてしまうかもしれないギリギリのところの写真なのです。一見、何の変哲もないところで、僕はあえて賭けているのです。」(〈姉への手紙〉より)

■プリントの美しさを「直接」鑑賞

展覧会の額装作品は、一般的にアクリル板で保護されていることがほとんどですが、本展ではアクリルを外して展示しているため「プリント」の凄みをダイレクトに味わっていただけます。プリントは写真家・三浦和人さんが担当。三浦さんは今回の展覧会のために、改めて、現像が必要な作品をプリントしてくださいました。アクリル越しではない、直接見る写真のパワーを感じてください。

■私物や日記も展示

読んでいた本、日記、詩のノート、年賀状、担任の先生からのコメントなど、牛腸茂雄の私物を特別に展示します。

■全作品を収録した作品集を会場で先行予約

「赤々舎」から牛腸茂雄のすべての作品を収録した『午腸茂雄全集 作品編』が展覧会の会期中に発売されます。本展では特別に、会場で先行受注を受け付けます。会期の途中からは、実物が店頭に並ぶ予定です。会場で写真集を予約、購入してくださった方には特製のステッカーをプレゼントします。会場では、全集の制作過程の資料も展示する予定です。

『午腸茂雄全集 作品編』A4判変型 252ページ(予定) 予価7,700円(税込)/赤々舎

 

コンタクトが開催した過去の牛腸茂雄展
https://www.contact-tokyo.com/information/shiogamaphotofestival2018/

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