平間至写真展「Still Movies」

細見ラルティーグ展・同館同時開催

「音楽が聞こえてくるような」躍動感あふれる写真で、ミュージシャンをはじめ多くのポートレイトによって、新しいスタイルを打ち出した写真家・平間至の展覧会『Still Movies』が、京都・細見美術館での『永遠の少年 ラルティーグ 写真は魔法だ!』展に合わせ、2018年4月21日(土)から6月3日(日)まで同館カフェスペースで開催されます。日常生活のオアシスともいえる“カフェ”という空間を念頭に、音楽に耳を傾けるように写真に浸ってもらえたら、「すべては音楽のおかげ」と語る平間自らがセレクトした作品で構成された本展は、瞬間をとらえる一枚の写真の奥に流れる物語や音楽を語りかけてくれます。

1993年初めての個展のタイトルが「STILL MOVIES」だった。
STILL…音のない、静止した。
元々写真は動きもない音もないものだけど、
そこから動き出しそうな、聞こえそうな、
そんな写真を求めていたんだと思う。

故郷の塩竈が東日本大震災の大きな被害にあって、
たくさんの命を失った時、
僕は生き生きとした魂を残すために東京で写真館をはじめた。
人は、ダンスのように肉体を動かすことを
きっかけに解放されることがあると思う。 

肉体のグルーブを持って、生き生きとした魂を写真にする。
その写真は大切な何かを語り出すのではないか。

平間至


平間至写真展「Still Movies」

会 場 :CAFÉ CUBE・trattoria en
      〒606-8342京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
      細見美術館 地下2階
      URL: www.emuseum.or.jp
      URL:www.artcube-kyoto.co.jp/ 
会 期 :2018年4月21日(土)~6月3日(日)
開館時間:10:30~22:00
休館日 :毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
観覧料 :無料
問合せ先:細見美術館
     TEL: 075-752-5555
企画協力:コンタクト

※カフェスペースでの展示の為、
混雑時やイベント開催時は、ご覧いただけない場合があります。

 

 


平間至プロフィール

宮城県塩竈市生まれ。写真から音楽が聞こえてくるような躍動感のある人物撮影で、今までにないスタイルを打ち出し、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンのポスターをはじめ、多くのミュージシャンの撮影を手掛ける。2006年よりゼラチンシルバーセッションに参加、2008年より「塩竈フォトフェスティバル」を企画・プロデュース。2015年1月、三宿に平間写真館TOKYOをオープンする。

 

 

作品上から
Motor Drive, 1992年 / Itaru Hirama
Annika & Scott, 1992年 / Itaru Hirama
Annika & Scott, 1992年 / Itaru Hirama

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